都山流師範になってから、もう二ヶ月程が経ちました...。 この時間があっという間に過ぎました。 5年前に尺八をやり始めた時、師範免状の獲得が大きな目標の一つでした。 その目標に一日でも早く辿り着く為に、日々の稽古に励み、努力を惜しみませんでした。 しかし大きな目標を達成すると、力が一気に抜けたように感じました。 前の先生と縁が無くなった事情もあり、方向転換すべきではないかと痛感し、琴古流で新しい師匠を探す事を決めました。 しかし師匠と相性が合わなければ、稽古にも力が入らないので、重要な判断に感じました。 それでインターネットなどで情報を集め、新しい先生とのデートを作り、レッスンの見学を、何回か繰り返しました。 先生によって指導法も異なり、勿論、性格も様々でした。 挨拶した瞬間から、これは相性が合わないな、と直感したケースもありました。 結婚相手を見付ける方がむしろ簡単だと、内心で笑いました。 先生を、一人に絞らないで、沢山の先生に習ってもいいのでは、と言う声もありました。 しかし二兎を追う者は一兎をも得ずと言う諺もあり、やはり、気の合う師匠を、時間掛けて探した方がいいと、心に従いました。 オーディション合格者が、幸運なことに、短期間に現れてくれました。 それは琴古流竹盟社師範吉村蒿盟先生でした。 習い始めたばかりなのに、もう自分の吹き方に変化があったように感じています。 意識を変える事も大事と、改めて痛感したのです。 7月は、今まで一度も通過出来なかった、本曲コンクール京都予選で2位になり、とても嬉しかったです。 新しい師匠のご指導の成果ではないかと思います。
新しいご縁に感謝をして、薫習庵会員として稽古に励み、蒿盟ジュニアを目指す事に、新しい目標が出来た事、本当に嬉しく思っています。