先週の土曜日は待ち遠しいの琴古流管がやっと出来上がって来ました。師匠が夏、製管師の小林一城さんに注文してから、いつかなぁーと、10月ごろから首を長くして待っている様子でした...。
良い楽器との出逢いは本当に縁だと思います。いい楽器が人を育てると吉村先生の言葉です。確かにそうですね。しかし、まだ未熟な私では、良い楽器かどうかは、よく判断出来ないからこそ、師匠のサポートが必要となります。その楽器に、自分にまだ確認できない、何かの癖があるかどうかを確かめて頂けると、本当に安心です。貴重な時間を割いて、付き合って頂いた吉村先生に感謝しています。

夏から都山流から琴古流に移った私は、都山流の尺八は勿論持っていたが、琴古流管は手元にありませんでした。都山流尺八で琴古流の曲を吹くには特に問題ないのですが、唄口とよばれる、息を当てる部分の形が違うから、流派が直ぐに見分けられます。琴古流と都山流・楽器の違いですが、唄口には、補強のために水牛の角が埋め込まれています。その形状が、琴古流の場合は三角のバチ型、都山流の場合は丸い三日月型をしています。

夏以来は吉村先生に師事して、今琴古流の勉強にはまっているからこそ、琴古流管が欲しくなりました。名前はこれから考えるが、その尺八によって、吉村先生や琴古流の世界に少し近づけた事は、今でも感じています。琴古流らしい音色にも近づけるかどうかは、これからの楽しみです。
20141130-001