久し振りにブログを書く時間出来ました。出来事は色々ありますが、なかなか文章を書く間がないです。 
琴古流をやり始めてから一年が経ちました。この一年で気分的にも大分落ち着きました。少し落ち込んだ後、また前向きな姿勢になる事ができて、新しい奏法にチャレンジしています。この一年で、私の音色がまた大分変わったと、吉村先生の言葉です。日々の努力が少しだけでも形になれば、と自分でも嬉しく思っています。今まで道と奏法を否定してるのではなく、むしろ、尺八世界の、もう少し奥に入れたと実感しています。今までに持っていなかった、幅のある、柔らかい音色が出来るようになりました。吉村先生のご指導のお陰です。自分でも分かる程、一年で音色が明確に変わったから、本当に嬉しいです。毎日稽古に励んで、結局「御山獅子」を暗譜出来ました。初めて20分の曲を暗譜しました。最初は無理に思った事は、毎日毎日繰り返して稽古した事で、自然に身に付きました。しかし譜面見る必要がないと、目を瞑りながら自分の音を感じながら演奏が出来るのは本当に気持ちいいな、と新しい発見でした。覚えるまでは時間もかかり、なかなか大変ですが、一度覚えたら、必死に譜面を見なくてもいいです。譜面から解放された感じです…。吉村先生と相談して
、来年は「新青柳」の暗譜チャレンジする事になりました。一年の間ずっと同じ一曲に集中して研究すると、段々と奥が見えて来ると感じたから、是非、来年「新青柳」にチャレンジしたいと思います。 
しかし、それまでには、まず、「御山獅子」の仕上げです。秋、建仁寺で、 師匠の、「吉村蒿盟古典ライブ」の計画が出来て、私も助演で出演させて頂きます。素晴らしい庭を背景に、素敵な演奏家と肩を並べながら演奏が出来るのは本当に貴重な機会で、光栄に思っています。全力を尽くして、その日まで稽古に励みたいと思います。 
前向きな姿勢で頑張ってよかったな、と思えるようになった現在です。尺八演奏家になる道をサポートして下さっている吉村先生に感謝の気持ちで一杯です。

20150813-001