5月は2週間程故郷のスイスに帰っていました。久しぶりの帰国で、楽しい時間を過ごしてきました。 勿論尺八の[青藍]も持参し、毎日少しでもと稽古に励みました。 フルートやハープのプロである母親のハイジは、残念ながら日本の伝統的な音楽である古典の曲想を理解出来なくて、演奏家として活動している私は少し寂しい思いをしました。 確かに外国人にとって、この音楽を理解するには少し時間が必要でしょう。 仕方がない事ですね…。 母に「猫が逃げる」と言われましたが、近所にノラ猫が何匹もいて、丁度よかったかもしれません…。 これはブリティッシュ ユーモアですが~。 父親がイギリス人の私ですから、日本でもよく冗談を言いますが…、遺伝の影響があるかもしれませんね。 このブリティッシュ ユーモアは、残念ながら日本人にはなかなか通じないようです…。
 
 写真は、高度4000メートルの山頂で撮られたものです。尺八の青藍が割れないかとドキドキした私です。 天気も良く、半袖で尺八を吹けたぐらいでした。 わざわざ遠くから観光で来られた日本人は、その山頂で尺八を吹いている金髪の外国人の私を見て、恐らく 幻覚では?と思われたことでしょうね…!